本記事は昨年2023年の7月に作成しアップ致しました。
昨年の2023年12月5日に訃報がアナウンスされ、あまりに信じられず呆然と致しました。
ここ最近になって、やっと受け入れることができはじめております。
本記事は、カムバックは当然のことと信じていた当時の記事のまま、しばらく置いておきたいと思っております。
管理人の世代の音楽ファンにとって、唯一無二のロックアイコン・ロックヒーローでした。
心からご冥福をお祈り申し上げます。どうか安らかに。
かっこよくて唯一無二のがなり声。
怖そうなのにインタビューを読んだり映像見ると愛嬌すごくてかわいらしい雰囲気。
男の子でギター弾いててロック好きなら、
憧れない子はいないんじゃないかというミュージシャン、チバユウスケ氏。
伝説的なバンド、ミッシェルガンエレファントからキャリアスタートし、
現在もザバースデイを主軸に様々な音楽活動をされています。
2022年末からはスラムダンク映画(THE FIRST SLAM DUNK)のOP曲『LOVE ROCKETS』で、
より広くのさまざまな層に聞かれるようになった矢先に療養に入られました。
ほんとにほんとに元気にカムバックしていただきたいです。
チバユウスケ氏といえばあの声とバンドサウンドですが、
どの楽曲も歌メロが非常に美しくキャッチーなので、アコギに非常に合う楽曲も多いと感じています。
個人的にアコギカバーにおすすめな楽曲を曲ご紹介いたします。
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チバユウスケ氏の楽曲と使用ギターについて
キャリアを通して200曲以上の作詞作曲を行ってきた彼の楽曲は、
基本はバンドサウンドのためビートが利いて非常にタイトで、ガレージロックな作風が多いです。
その土台にあのロケンローを体現したような声なのでめっちゃロックな印象ですが、
どの楽曲も譜割がユニークかつ歌メロが非常に美しくキャッチーなので、
アコギに非常に合う楽曲も多いと感じています。
ちなみに使用ギターはフルアコで定番のメーカー「グレッチ」のテネシーローズで知られており、
近年だとシグネチャーモデルも発売されていおりますが、
アコギだとギブソンのハミングバードや、ギャラガー製(米メーカー)のアコギの使用が知られています。
KAMINARI TODAY(the birthday)のコード解説
the birthdayの初期の頃の作品。
ギタリストはイマイノブアキ氏が在籍時代の楽曲で、
2007年9月にリリースされた2枚目のアルバム『TEARDROP』のファイナルトラックです。
2015年リリースの2~3枚組のベスト版『GOLD TRASH』のディスク1にも収録されています。
イントロからもう胸が熱くなり、歌い出しでぞくぞくとします。
無骨でざらついていて胸に迫りますね。
映画『クローズZERO』の挿入歌としても知られています。
【イントロ】
G B Em
【Aメロ】
G B C E♭
【サビ】
D C D B
C D
【ブリッジ】
Em B C G
【アウトロ】
C B Em A
C B Em A
C E♭ G
ピアノ(the birthday)のコード解説
2009年リリースの8枚目のシングル曲。
こちらもイマイノブアキ氏在籍時代の作品です。
シングルとしてリリースされた本作は、
2010年2月リリースの4枚目アルバム『STAR BLOWS』に収録されています。
同じく2015年リリースの2~3枚組のベスト版『GOLD TRASH』のディスク1にも収録されています。
耽美な印象の楽曲で、メンバー全員女装および扮装をしているPVも印象的ですね。
【イントロ】
Em Csus2 G D
【Aメロ】
Em Csus2 G D
【サビ】
Em Csus2 G D
【ブリッジ】
Em G Bm F#m
Em G Bm D
愛でぬりつぶせ(the birthday)のコード解説
2009年10月発売のザバースデイ9枚目のシングル。
『ピアノ』と同じく2010年2月リリースの4枚目アルバム『STAR BLOWS』に収録されています。
同じく2015年リリースの2~3枚組のベスト版『GOLD TRASH』のディスク1にも収録されています。
口パクだけ合っているPVもコミカルでハッピーな印象ですね。
歌詞中の「パンクス」というのは、たぶん自分自身のことだと思うと解説されていたのも印象的です。
【イントロ】
A E
【Aメロ】
A F#m C#m E
【ブリッジ・サビ】
D C#m Bm E
爪跡(the birthday)のコード解説
ザバースデイ10枚目のシングル、『なぜか今日は』のカップリング曲です。
今作よりフジイケンジ氏がギタリストとして加入しています。
カップリングナンバーとして非常にめずらしいことにアルバム曲入りを果たし、PVまであるという曲です。
(2011年6月リリースの5枚目のアルバム『I'M JUST A DOG』に収録)
2015年リリースの2~3枚組のベスト版『GOLD TRASH』のディスク2にも収録されています。
冒頭や曲間にリフフレーズこそ入りますが、曲調もふくめて似合う曲と思います。
(PVでフジイさんがアコギも持ってますしね)
コードをはじきながら小指で音を足しながらバッキングしても非常にたのしいですね。
【イントロ】
Cadd9 C
【メロ サビ】
F C E Am
WALTS(the birthday)のコード解説
16枚目のシングルとして2015年リリースの非常にグルーヴィーな『Mother』のカップリング曲です。
スローテンポで素敵な曲なのでアコギにもとても似合うと思います。
オリジナルアルバムおよび通常のベスト・アルバム音源には収録されていませんが、
ベスト版『GOLD TRASH』の初回限定版付属のDVDや、
限定生産版付属のブルーレイディスクにのみ収録されています。
A Asus4 Asus2 Am
【メロ サビ】
A F#m7 Bm7 Dm
【Cメロ】
Bm7 F#m7 ×2
Dm C#m7 Bm7
【アウトロ】
A F#m7 G E
A F#m7 Bm7 Dm
A Asus4 Asus2 Am
A
抱きしめたい(the birthday)のコード解説
18枚目のシングルとして2017年3月にリリースされた楽曲です。
2017年5月リリースの9枚目のアルバム『NOMAD』に収録されています。
歌詞の端々で災害や震災のイメージが浮かび、傷ついた人への優しい眼差しが表現されています。
"hold you blue tight"で涙腺がゆるみます。
ファンからはチバ氏の母性が強力に表現されていると評されています。
サビの2コード目にはオンコード(分数コード)も使用されており、
曲が進むほどにより感動的な印象を受けます。
【イントロ】
Asus2 G#m7 F#m7 E
【メロ】
E Asus2
【サビ】
A BonA G#m7 C#m7
F#m F#mM7 F#7 B
【Cメロ】
D A E
【アウトロ】
Asus2 G#m7 F#m7 E
オルゴール(the birthday)のコード解説
2020年11月のコロナ禍にリリースされた、『ヒマワリ』との両A面シングル曲です。
歌詞世界も含め、とても爽やかでキュートさまで感じられる楽曲です。
【イントロ】
EM7 AM7sus2
【Aメロ】
E Asus2 C#m Asus2 E
【ブリッジ】
F#m Asus2 E ×2
【サビ】
Asus2 E F#m Asus2 E
ドロップ(ミッシェルガンエレファント)のコード解説
2003年のミッシェルガンエレファント解散ライブの一曲目に演奏されたことでも知られる楽曲。
邦画『青い春』のエンディング曲でも知られ、
近年ですと俳優の菅田将暉氏がしゃべくり007で演奏したことでも知られています。
【イントロ Aメロ】
D Gm C B♭sus2
【サビ】
Em G D
【アウトロ】
D AmonD B♭sus2 D
星のメロディー(ROSSO)のコード解説
『星のメロディー(ROSSO)』は、
元ブランキー・ジェット・シティの照井利幸氏とチバユウスケ氏が中心となって結成したROSSOの1stアルバム、『BIRD』に収録された楽曲です。
2コードのみしか使用されていないのですが、
メロディラインが非常に印象的で耳に残ります。
抑えたテンションとボーカルがかっこよく、
後半のオクターブ違いのボーカルもめちゃくちゃクールですね。
【イントロ メロ サビ】
G#11 G G#11 G
D Dsus2 D Dsus2
【ブリッジ】
G#11 G G#11 G G#11 G G#11 G
D Dsus2 D Dsus2
M42(sneak on the beach)のコード解説
チバユウスケ氏のソロプロジェクトである『スネークオンザビーチ』。
過去3作はノイズがメインテーマにあり、かなり実験的な作風として知られています。
(インスト多い)
長らくポストパンクやノイズ系のオルタナティブでしたが、
直近4thの『SINGS』ではアルバムタイトル通り、
歌にフォーカスされた楽曲が多数収録されており特におすすめです。
『M42』は2022年8月にリリースされたアルバム『SINGS』の最終トラック曲です。
宇宙に造形の深いチバさんらしくオリオン大星雲のことなのかと思いきや、
単にトラック42曲目という意味しかないのだそうです。
今やこんなにやさしい子守唄を歌ってくれるんですね。
【イントロ】
A AM7 A6 AM7
【メロ】
Asus2 F#m7 Bm Dm
【Cメロ】
Dm A Dm A Dm A Dm E
【アウトロ】
Asus2 F#m7 Bm E
Asus2 F#m7 Bm Dm A
おわりに
声の印象が先行しがちですが改めて耳コピしていると、
譜割がユニークで極めて歌メロが美しい楽曲をたくさん創られていると感じます。
ほんとにほんとに元気にカムバックしていただきたいです。
本記事は昨年2023年の7月に作成しアップ致しました。
昨年の2023年12月5日に訃報がアナウンスされ、あまりに信じられず呆然と致しました。
ここ最近になって、やっと受け入れることができはじめております。
本記事は、カムバックは当然のことと信じていた当時の記事のまま、しばらく置いておきたいと思っております。
管理人の世代の音楽ファンにとって、唯一無二のロックアイコン・ロックヒーローでした。
心からご冥福をお祈り申し上げます。どうか安らかに。