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アコギをはじめる際の注意点騒音・防音問題
アコギはサウンドホールで大きな音を出して気持ちよく演奏できることが魅力ですが、
マンションなど集合住宅はもちろん一軒家でも時間帯に気をつけないと思わぬトラブルになりかねません。
特に夜間の音量が問題になることが多いです。
日本ではアパートやマンションなど集合住宅での生活が多いことや、
戸建てでも一軒一軒の距離が近いことなどからどうしても配慮が必要な場面が多々発生します。
エレキギターのように生音で全く音が鳴らなければあまり考えなくても済みますが、
アコギではサウンドホールで出音される大きな音量こそが最大の魅力であり悩みの種でもあります。
いかに上手い演奏でも望まない相手にとってはただの騒音となってしまいます。
(練習中の音であればなおさらになってしまいますね…汗)
気持ちよく演奏を楽しんでいくために、
うるさくならないためのアコギの防音騒音対策の手軽な方法とアイテムをご紹介します。
うるさいアコギの騒音・防音対策その1「サウンドホールカバー(DAddario/Feedback Suppressor)」
ギター弦でもおなじみのダダリオ社のサウンドホールカバーです。
肉厚なラバー素材でつくられているキャップ(蓋)で、
もとはエレアコをライブ演奏で用いるときのハウリング防止を狙って作られています。
装着すると、低音がかなり抑制され、音圧が非常に下がります。
ですが、ピッキングはしっかりニュアンスも出せますし、コードの輪郭もはっきりと演奏が可能です。
お値段は1,070円~販売されています。
うるさいアコギの騒音・防音対策その2「グランドギター社/弱音器」


ブリッジとサウンドホールの間に装着して使用します。
このレトロなパッケージがなんともイカしてますよね。
日本最古のギター便利グッズ・アクセサリー類ということでロングセラー商品ですので、非常に使用感が良いです。
しっかり音の輪郭は消さずにサステイン(音の伸び)だけを抑制してくれます。
単音も確実に消音されますが、特にストロークの際に驚くほど鳴らないです。
サウンドホール寄りに装着をすると、より音が小さくなりサステインもより無くなっていきます。
お琴のような印象になります。
自粛中でも装着して「キャンユーセレブレイト」のメロディを弾いたら寿司屋に行った気分になれます。
反対にブリッジ寄りに装着をすると、
音も小さいながらも大きく、輪郭もより浮き出てサステインも伸びてくれます。
お値段は660円~販売されています。
うるさいアコギの騒音・防音対策その3「香取製作所/サイレントピック」

下敷きどころでなく薄いです。
0.01mmから0.02mm程度の厚みで、よくしなります。
コードストロークに特化しています。
使ってみると本当に音量が出ません。
出ませんがしっかりとコードの輪郭は聞き取れます。
単音も演奏できなくはありません。
3枚一組となっており、550円~販売されております。
一枚売りの場合は安価に試せますので何かの買い物のついでに一枚持っておくと便利です。
デザインが一新されたより消音効果の高いセット(N2000)も発売されており、より演奏性が向上しています。
こちらは770円~販売されております。
予算が許すならその1/サイレントギター
予算に余裕があるのであればヤマハのサイレントギターは非常におすすめです。
エレキギターでヘッドフォンアンプを使用する際と同様の印象で、アコギを楽しむことができます。
コントロール部でマスターボリュームとトーンを操作できます。バイオリン奏法も可能です。
弦はサイレントギター専用の弦を装着します。
ボディがフレームのため、パームヒット等を伴うスラム演奏はできませんのでご注意ください。
予算が許すならその2/ミニアコ
ミニアコースティックギターであればそもそものボディがスタンダードなモデルより小さいため音量も小さく出音されます。
その状態で騒音対策グッズを使用すればかなり音量へ配慮ができます。
ミニアコはチューニングがずれやすいため、気をつけて演奏していきましょう。
予算が許すならその3/少し地方の戸建て賃貸
マンションをはじめ戸建てにお住まいでも、
場所がかなりの都市部だといかに気をつけてもアコギの演奏に気を使うことが多くなるかもしれません。
少し都市部から離れた地域であればその辺りのルールも緩やかで「お互い様」という空気があり、
比較的環境としてつくりやすいです。
大家さんや管理会社をはじめ、
ご近所さんとのコミュニケーションを通して上手く収められることもあります。
地方であればアパートやマンションと同じ賃料でも「戸建賃貸」という選択肢もあるため、
アコギの演奏環境としてやりやすい傾向にあるかもしれません。
通勤との兼ね合い次第にはなりますが、
予算と条件にあえばかなり気遣いのストレスを緩和できますね。
まとめ
必要に応じて騒音対策をしっかり行って、
クリーンにアコギを楽しんでいきたいですね。