部屋のリビングで使用するワイヤレススピーカーを探していたところ、
最近の「デスクトップのギターアンプ」だと、
演奏以外でもワイヤレススピーカーとしても使えるんじゃないか?と感じとても気になっています。
ギターアンプはエレキのだけのものではなく、
アコギの演奏でもリバーブやコーラスをかけたりと音作りをたのしむことができます。
ギターワイヤレスと同じく、有名メーカーをはじめ、
新興メーカーも多く表れていてとてもおもしろい環境になっていますね。
音を流しながらの練習はもちろんのこと、
普段の生活で使用するにも便利な「ブルートゥース接続」での音源再生が可能で、
かつ使い勝手が期待できる電源アダプタ無しでも使用できるものに絞りご紹介します。
YAMAHA:THRⅡ 30wireless
卓上ギターアンプ・デスクトップアンプの代表的なモデルであるヤマハのTHRシリーズ。
何より見た目がレトロでかわいらしくて素敵ですね。
以前、実機を演奏させてもらったのですが、
卓上ギターアンプとは思えない、本当に良い音です。
LINE6のギターワイヤレスであるLERAYシリーズのレシーバーが内蔵されているため、
トランスミッターさえあればすぐにギターワイヤレス演奏がたのしめるようになっています。
またTHRⅡ30のみラインアウトまでついているので、
オーディオインターフェースやステージでの使用までと多様な使い方が期待できますね。
wireless表記の無い旧シリーズの「THR」と「THRⅡ」では、
充電式とはなっていませんのでご注意ください。
価格 | 58,000円~64,000円 |
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サイズ・大きさ | 横 (W) 42cm、奥行き (D) 15.5cm、高さ (H) 19.5 cm |
重さ | 4.3kg |
ブルートゥース接続 | あり |
ギターワイヤレスレシーバー | 内蔵済み(LINE6 LERAYシリーズ) |
電源 | ACアダプターまたは充電池で駆動充電駆動は5時間 |
スピーカー | ステレオスピーカー9cm×2、最大30W出力(バッテリー駆動時は15W) |
機能 | 15種のギターアンプシミュレーター 3種のアコギアンプシミュレーター 主要エフェクとシミュレーター |
専用操作アプリ | あり |
備考 | ラインアウトは『YAMAHA THRⅡ 30wireless』にのみ搭載 充電バッテリー式は『wireless』シリーズ以降 |
BOSS:katana air
日本を代表するエフェクターメーカー、
BOSSのワイヤレス卓上ギターアンプ『katana air』。
充電式でなく電池駆動ではありますが、
サイズも重さもちょうど良く、取り回しがしやすそうです。
BOSSのギターワイヤレス『WL-20』シリーズとも連携でき、
トランスミッターさえあればすぐにワイヤレス演奏ができます。
黒くて重厚感がありつつもすっきりしたデザインですので、
どんなお部屋でも違和感なく置いていておけますね。
価格 | 44,000円 |
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サイズ・大きさ | 横 (W) 35cm、奥行き (D) 14.4 cm高さ (H) 18.1 cm |
重さ | 2.2kg |
ブルートゥース接続 | あり |
ギターワイヤレスレシーバー | 内蔵済み(BOSS WLシリーズ) |
電源 | ACアダプターまたは単3乾電池×8本で駆動 |
スピーカー | ステレオスピーカー7.5cm×2、最大30W出力 |
機能 | 5種のアンプシミュレーター BOSSエフェクターシミュレーター50種搭載 |
専用操作アプリ | あり |
備考 | ラインアウトも搭載 |
POSITIVE GRID:SPARK mini
『POSITIVE GRID SPARK mini』は、アメリカの振興メーカーのデスクトップギターアンプです。
2022年8月に日本でも発売がはじまりました。
ポジティブグリッド社は、もともとiPhone向けのジャムセッションアプリや録音用のアプリ開発を行っていたそうですが、
近年はハードウェアにも進出してきたようです。
ギターアンプでは同じく卓上型の『スパーク』シリーズが人気で、
オリジナルラインでは40Wもの出力を持つタイプとなっています。
(ただし電源コード必須の給電式となっています)
『POSITIVE GRID SPARK mini』では、バッテリー駆動で8時間も動いてくれます。
しかもUSBタイプC充電なので、スマホとの親和性も高く非常に便利ですね。
もともとソフトウェアの会社らしく、搭載機能もユニークで豊富になっています。
自分の演奏に合わせて自動でドラムとベースを流してくれるスマートジャム機能をはじめ、
世界中のギタリストが作った音作りのプリセットをダウンロードして使うことまで可能だとか、
ちょっとすごすぎませんか。
加えてギターコードの採譜などまでできてしまうそうです。
見た目もギターアンプによくある「トーレックス(保護するための合成皮革)」が貼られており、
本格的な外観ですが、なにせサイズがコロンとしているのでかわいいですね。
アンプ前面のグリル部分の交換パーツまであったりと非常にユニークで便利な卓上アンプです。
オリジナルサイズの『SPARK』は、2年前に国内で発売されておりましたが、
値段が当時は37,000円程度だったようです。
これを見るに、やはりこの一年ほどで物価が高騰していることがよくわかりますよね。
ただ非常に魅力的なアンプであることは間違いないですね。
価格 | 33,000円 |
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サイズ・大きさ | 横 (W) 14.65cm、奥行き (D)12.3cm、高さ (H) 16.5 cm |
重さ | 1.5kg |
ブルートゥース接続 | あり |
ギターワイヤレスレシーバー | 無し |
電源 | USBタイプCケーブル充電(8時間稼働) |
スピーカー | ステレオスピーカー5.08cm×2(8°の角度付き)+パッシブラジエーター搭載。最大10W出力 ※パッシブラジエーター=電気回路無しに空気振動を利用して低音を増強する仕組みのもの |
機能 | 33種のアンプモデリングシミュレーター 43種のエフェクターモデリングシミュレーター |
専用操作アプリ | あり |
備考 | ラインアウトも搭載。USBCでPCへ接続し、オーディオインターフェースとしても利用可能 |
NUX:Mighty Air
NUXは中国の新興エフェクターメーカーです。
とはいえいわゆる低価格専門なイメージではなく、なかなか本格志向のメーカーだということでも話題になっています。
他のメーカーが特にいい価格帯なこともあってめちゃ安く感じてしまいますが、
スペック的にはレシーバーが内蔵しており専用トランスミッターまで付属するので、
卓上ギターアンプ入門にも非常に便利そうですね。
価格 | 21,000円 |
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サイズ・大きさ | 横(W)18.6cm、奥行き(D)9.1cm、高さ(H)9.8cm |
重さ | 0.78kg |
ブルートゥース接続 | あり |
ギターワイヤレスレシーバー | 内蔵済み ※専用のギターワイヤレストランスミッターが付属 |
電源 | USBタイプC充電式。18時間稼働 |
スピーカー | ステレオスピーカー10W×2 |
機能 | アンプシミュレート13種 主要エフェクトシミュレート14種搭載 |
専用操作アプリ | あり |
備考 | ラインアウトも搭載。USBCでPCへ接続し、オーディオインターフェースとしても利用可能 |
おわりに
ギター演奏での活躍はもちろんのこと、
卓上のワイヤレススピーカーとしても使って行けそうな魅力的なモデルが続々と登場しています。
卓上のギターアンプといえば、
一昔前に流行ったVOX社のPLUGシリーズのキャビネットくらいしかイメージがなかったので、
非常におどろかされました。
(PLUGシリーズのキャビネット、めっちゃかわいいんですよね)
こちらに搭載されていたスピーカーが7.5cmの一発で最大出力が2Wでしたので、
ギターアンプとしての出力がしっかり強化されていることも伺えますね。
ギターワイヤレスとの親和性も高く、
ギター演奏の利便性がさらに向上しそうです。