ギターの効率的な練習方法について【アコギ初心者さんに】
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はじめたての頃ほど難しい「アコギ時間の確保」

せっかくアコギをはじめても、
最初はできないことが多く、「楽しいところへ行く前に挫折」してしまうことがよくあります。

毎日仕事や学校があるなかで、アコギの練習までとなると、手が回りきらなくなりますね。
こちらではアコギを練習、楽しむための時間の作り方を一緒に見ていきたいと思います。

一日の自由にできる時間から逆算してみる

練習や触ることが難しい場合は、
一度一日のうちの自分で自由にできる「すべての時間」を書き出してみるのはいかがでしょうか。

会社や学校の時間は一番大きいとして、
帰宅後の食事や睡眠、もっと細かく見るとトイレやお風呂など必ず使う時間を抜いても残っている時間を探してみましょう。

案外何に使っているかあまりはっきりしない時間が見つかったりします。
この時間はテレビ見てるなとか、ゲームしてるかな?とかスマホだらだら見てたかな?などなど。
思い返してみて不明瞭な時間帯にチャンスが眠っています。

その時間を普段何をして過ごしているかを確認してみます。
そのなかでアコギに充てられる、充ててもいいと思える時間を割り振ってみましょう。

一般論としてのタイムマネジメントとして、「先にやらないことを決めてしまう」というものがあります。
今日は「この時間はテレビを見ない」とか、
「今日のこの時間はネットをお休み」など、
時間を先に割り振りしてしまうとアコギの時間の捻出が容易になります。

一番危険な練習方法/やることリストだけをつくってしまう

一番しんどくて失敗しやすい練習方法が、
やることリストだけ先に作ってやっていく方法です。

目標というと聞こえは良いのですが、
先にそれに着手できる「環境づくり」ができていなければ自分で自分を苦しめてしまうことになります。

1日の時間は有限ですので、
やりたいことを足していくと結果的には睡眠時間が真っ先に削られていきます。

睡眠時間が削られると効率が落ち、
やりたいことに着手できず、最終的に「ノルマ化したやりたいこと」たちだけが貯まっていってしまいます。

こうなるともう考えるだけでも億劫になり、最悪辞めてしまう大きな動機になりかねません。
なのでまずはハードルを下げて時間を少しずつ確保するところからはじめると楽に継続がしやすいです。

最初の一歩のハードルを下げる

大まかな時間が確保できそうになりましたら、
まず「5分」だけ「アコギに触る」ことをはじめてみましょう。

また時間が作れるとなると逆説的ですが、
実は時間の足りなさより「動機」の面に依るよるところが大きいことにも気が付いたりします。

そこで、練習の「ハードル」になってしまいそうなものが目につくようになってきます。
ゲームでも「ハードモード」から始めてしまうとなんだこのクソゲーとなってしまいます。
可能な限り自分で「イージーモード」の環境を整えてあげましょう。

ハードルを下げるためにその1/アコギは「スタンド掛け」に

その最初の一歩のハードルを下げるためにも、
アコギはケースにしまい込まずに「スタンド掛け」にしておくことがおすすめです。

部屋の隅に常に出ていると、
ふとした時に触りやすくなります。

ハードケースにしまって押し入れに入れてしまうと下手すると何年も触らないという悲しい結末を迎えるかもしれません。
部屋のインテリアとしてでも良いので、
生活の邪魔にならず、目に触れるところにぜひおいてあげてください。

スペース的な問題が先行していれば、「ミニアコ」を最初に選んだりもおすすめです。

ハードルを下げるためにその2/慣れるまでエレキギターの弦を張る

アコギを触り始めの頃は、弦を押さえる指も固くなっていないため、
押弦時に指先が痛くなり、余計に辛く感じる時間が長くなりかねません。

そのため「弦を細いゲージ」で選んだり、
いっそ「エレキギターの弦」を張ることで、指先の負担を軽減してあげてください。

ハードルを下げるためにその3/クリップチューナーを付けっぱなしに

チューニングを毎回合わせるのも大きなハードルの一つとなってしまいがちです。
クリップ型などのすぐにチューニングできるチューナーをヘッドにつけっぱなしにしておきましょう。

ハードルを下げるためにその4/簡単な持ち曲を増やす

好きなものでかつ、簡単なオープンコード4つで弾ける楽曲など、
持ち曲を増やしていくこともおすすめです。
弾ける曲が目に見えて増えていくと、楽しくさが実感しやすいためです。

また一通り通せるようになったら、動画を撮ったり、録音をして経過観察もしてみましょう。
目に見えてうまくなっていることをより実感できればさらに楽しくなります。
楽しいという気持ちは一番強力な動機になりますので、時間の捻出にもつながっていきます。

モチベーションの注意点/上手い人を見過ぎない

上手い人と比べると、道のりがあまりに遠く感じてしまい、
やる気が一気にそがれてしまう危険があります。

また「年数のかかった上手い人」を見る際にはあまり感じなくても、
自分より「短時間で上達した人」や、
「上手な自分より若い方」を見過ぎると著しくモチベーションが崩れてしまうことがあります。

そんなときこそアコギで「自分は何をしたいのか」を再確認して取り戻しましょう。
「よそはよそ」「うちはうち」の「マイペース」でいいのです。

効率的な上達のために

時間の確保もOKでモチベーションもOKの方は、
さらに方法を掘り下げてみましょう。
いずれの場合でも、1曲を通して練習する場合はメトロノームの導入がおすすめです。

効率的な上達のためにその1/曜日ごとに練習を分ける

曜日によって行う練習を分けると、集中して効率的に練習が行えます。
月曜日をストローク、火曜日をアルペジオ、水曜日はお休みして、
木曜日には曲の通し練習などなど、
曜日で行う練習を変えてしまう方法があります。

効率的な上達のためにその2/タイマーをかけて練習する

毎日の仕事や勉強があるなかですので、
長く時間がとれてもだらけてしまったり集中しきれないこともあります。
その場合でも決めた分だけ進行するために、「タイマー利用」が効果的です。

「スマホ」や「キッチンタイマー」などを用いて、
5分や10分、15分など指定してその間だけ集中して取り組むことができます。

アコギ練習に用いる「エッセンシャル思考」

数年前にヒットしたビジネス書「エッセンシャル思考」という本をご存知でしょうか。

「やらなくては」
「どれも大事」
「全部できる」

と考えがちな傾向を辞め、
やりたいことや自分の仕事に集中して取り組むための考え方のノウハウ本です。
英訳本のため文体など少し慣れないところがあるかもしれませんが、
考え方や取り組み方の教科書となる本です。

仕事向けですが、アコギの練習にも応用できる知識になっています。

「やると決める」
「大事なものはめったにない」
「何でもできるが、全部はやらない」

という原理原則で取り組み方を考えていく方法が解説されています。
マンガ版やオーディオ版もありますので、
より自分に合った媒体で内容を把握することができます。

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