スマホの操作やパソコンでの事務仕事で、
手や指に疲れがよりたまりやすくなっている現代。
腱鞘炎や重い肩こりで、
ギター演奏に支障が出てしまう前にできる予防についてまとめていきます。
激しく痛み出した急性期の際は必ず医療機関にかかるべきですが、
なんとなくだるい状態や疲れたなと感じるときにできることや、
使ってよかったおすすめアイテムをご紹介したいと思います。
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ギター演奏の大敵「腱鞘炎」
腱鞘炎には二種類あります。
親指の付け根から手首にかけての腱鞘炎である「ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)」、
ゆびの腱鞘炎である「ばね指」と呼ばれています。
基本的には手をよく使う方がなってしまう症状として知られており、
ギター演奏やピアノ演奏をされる方はもちろん、
テニスや卓球をする方などなどがよく悩まされてきました。
現代では特定の趣味やスポーツ経験に関わらず、スマホとパソコンで手を酷使しない人がいないため、
悩んでいる方が増えているといいます。
わたし自身、スマホとパソコンをたくさん触っている上でギターも楽しんでいると、
腱鞘炎までいかなくても「手が疲れたなー」というときがしばしばあります。
腱鞘炎と肩こりの関係性
ギター弾いてるでもパソコンしているでもないのに、
とつぜん腱鞘炎になりえることがあります。この場合は「肩の調子」に原因があるかもしれません。
一見、肩と腱鞘炎では関係がないように思えますが、
一説によると腱鞘炎の患者で肩こり持ちの方は7割を超えるともされているそうです。
長時間のデスクワークや同じ姿勢でいることや、
猫背など悪い姿勢でいると肩から腕にかけて負荷がかかってしまったり、
肩をかばって手の方に負担がかかることも考えられます。
そのため、腱鞘炎の予防には肩コリのケアも大切になってきます。
指のケア:ユビラックスゲルマ
一つ目はユビラックスゲルマという、
指の両側面や腹と背を挟んでほぐす指ケアグッズです。
仕事のPC作業やギター演奏で使い込んだ指の疲れをとることができます。
もともとは指をほっそりさせる美容グッズのようですが、
ボルダリング・クライミングなど指をよく使う趣味の方などに利用者が多いと知り、
「効くのではないか?」と思い購入しました。
予想通り指がとても気持ちいいです。
また指だけではなく、親指と人差し指の付け根部分を中心に、
手のひらのコリもほぐしていけます。
パソコン作業終わりやスマホ充電中はもちろん、
ギター演奏を終わった後にクールダウンをかねてコロコロとほぐしてあげると疲れが取れます。
お手軽で非常におすすめです。
手のひらの疲れに:トリガーポイントモビポイントマッサージボール
二つ目はトリガーポイント社の手のひらのほぐすアイテムです。
「トリガーポイントモビポイントマッサージボール」と言います。
筋膜リリースという疲労回復に特化した作りになっており、
詳細は他のくわしいサイトさんにお任せしたいと思いますが、めちゃくちゃ気持が良いです。
青竹踏みや小型の足つぼマッサージなどで足裏をほぐすグッズはよく目にしていましたが、
ここまでコンパクトで、かつ体重のかけ方ひとつで力加減を好みに調整しやすいものは無いと思います。
手のひらに特に疲れがたまっていたり、
気が付くと手のひらを揉んでいる方などにとてもおすすめです。
使い方次第で手のひらをはじめ、
手首や前腕部分(手首から肘までのあいだ)までカバーできるため便利です。
肩の疲れに:あずきのチカラ肩用
三つ目は薬局やドラッグストアでよく見る肩用の「あずきのチカラ」です。
年に渡るベストセラーアイテムのため、
日々事務仕事やPC作業に追われている方であれば一度はお世話になったことがあるかもしれません。
一般的に痛みがあったり急性期の症状に対してはアイシングが推奨されていますが、
慢性的な痛みにはあっためるのが有効とされています。
600kwのレンジで1分50秒チンすればすぐに使えて、
一度買えば数年は使えるおそろしく高いコスパも魅力です。
ちなみにわたしはあずき好きなため、
蒸されたあずきの香りでもリラックスできます。
もし気に入った場合は、腰から目までと様々な部位用のものが出ているため、
気になる箇所のものもおすすめです。
ギター弾きさんは腰痛対策も必要になるため、きっと役に立ちますよ。
疲労回復や鎮痛に:ロイヒ
ニチバンから販売されている、500円玉程度のサイズのシールタイプのはり薬です。
温感タイプになっており、じんわりと効いてきます。
サイズが使いやすく、疲れている部分にピンポイントに狙って貼れるためとても便利です。
ただし、ご使用になった方であればご存知だとは思いますが、
ニオイが非常にきついのでご注意ください。
ちなみに腱鞘炎の急性期は整形外科など病院に必ず行きましょう。
リストバンドなどで固定して、安静になさってください。
おわりに
急性期は必ず整形外科など医療機関に行きましょう。
手を完全に使わないようにすることは難しいですが、
テーピングやリストバンドなどで固定して必ず安静にしましょう。
痛みやまだきていない場合や、
疲れが自覚できる際はグッズ使用は非常におすすめです。